Need-Based Program for Area Studies

The Middle East within Asia: Law and Economics

ニーズ対応型地域研究推進事業

アジアのなかの中東:経済と法を中心に

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日本の開発援助関係者の中東・イスラム観

調査目的

 本報告は、文部科学省「世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業」のひとつである中東地域研究プロジェクト 「アジアのなかの中東-経済と法を中心に」の一環として、日本と中東との間に観察される認識・評価上のミスマッチを解消し、中東を日本にとって身近なものにする目的から、中東 に駐在し、援助関係の仕事に従事している日本人に対して、かれらの中東・イスラム観を知るために行ったアンケート調査の成果をまとめたものである。


調査方法

 調査は、中東各国の国際協力機構(JICA)事務所の協力のもと、同機構スタッフに対するアンケート票の配布によってなされた。JICAスタッフを調査の対象としたのは、かれらが中東における援助関係の仕事の最前線に立っているからである。
 アンケート票は、日本のプロジェクト事務局から各国のJICA事務所にメールで送られた。シリアについては、JICA事務所がアンケート票をコピー・配付し、回収されたアンケート票をプロジェクト事務局に郵送したが、そのほかの国については、JICA事務所がアンケート票をメール連絡網によって配布し、回答は、調査対象JICAスタッフから、各自、プロジェクト事務局にメールで送られた。
 アンケート調査の実施時期は次の通りであった。
 第一回調査:7月14日にアンケート票配布。回収期限は7月末。配付数は約402、回収数は105。
 この第一回目の調査は、アンケート票の配布時期が夏休みと重なったこともあり、回収率が当初の予想を下回る結果となった。そのため、夏休みあけに、回収率が悪かったイエメン、ヨルダン、シリア、イラン、サウジアラビア、トルコ、モロッコ、パレスチナ、チュニジアの国について、第二回目の追加調査を実施することになった。
 第二回調査:10月11日にアンケート票配布。回収期限は10月末。回収数は19。  
 その結果、回収総数は124となった。


調査実施者
 調査は、プロジェクト事務局の以下のスタッフによってなされた。

加藤博(一橋大学大学院経済学研究科教授、アラブ社会経済史)

木村由香(桜美林大学大学院国際学研究科博士後期過程)

岩崎えり奈(一橋大学大学院経済学研究科特任講師)

吉年誠(一橋大学大学院社会学研究科博士後期過程・当時)

臼杵悠(津田塾大学学芸学部情報科学科2年)


調査協力者・組織

JICAイエメン事務所、JICAエジプト事務所、JICAシリア事務所、JICAチュニジア事務所、JICAトルコ事務所、JICAモロッコ事務所、JICAヨルダン事務所、JICAイラン事務所。

謝辞:本アンケート調査の実施において、各方面から多大のご助力をいただきました。とりわけ、以下の方々にはお世話になりました。ここに改めて、お礼を申し上げます。   
 JICA東京本部 中東第一チーム 田中泉様
 JICAイエメン事務所所長 佐々木健一様
 JICAエジプト事務所所長 小澤勝彦様
 JICAシリア事務所所長 富田明子様
 JICAチュニジア事務所所長 町田哲様
 JICAトルコ事務所所長 水落俊一様
 JICAモロッコ事務所次長 江種利文様
 JICAヨルダン事務所所長 佐藤武明様
 JICAイラン事務所所長


調査内容

アンケート票
単純集計結果

③Research Report Series No.3
 吉年 誠 『日本人の対中東・イスラム観――開発援助関係者』



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